集団行動の力を育てる-ソーシャルレッスン
ソーシャルレッスンとは
コペルプラスでは、個別レッスンに加えて、集団行動に必要な力を育てる「ソーシャルレッスン」を行っています。
園や学校では、他の子どもと関わりながら過ごす場面が多くあります。そこで必要なのが「他者と関わる力」や「ルールを守る力」です。
ソーシャルレッスンでは、次のような力を身につけることを目指しています:
- 学習への姿勢
- 対人関係
- セルフコントロール
- ルール理解
これらはすべて、集団行動を円滑に進めるための土台となる力です。
子どもたちは、友達と関わりながら、自然とその力を伸ばしていきます。
2. 少人数だから安心。集団行動の第一歩をサポート
コペルプラスのソーシャルレッスンは、最大6名までの小集団で実施します。
一般的な幼稚園や小学校では1クラス20〜30名規模ですが、少人数にすることで、一人ひとりにしっかり目が届きます。
集団行動に参加すること自体が不安なお子さまでも、少人数の中で安心して取り組むことができ、
「自分も集団の一員だ」という感覚を少しずつ育てていけるのが特長です。
3. 「まわりに合わせる」集団行動の経験が生きる
個別レッスンでは、子どもの状態や特性に応じて柔軟な対応が可能です。
しかし、集団行動では「まわりに合わせる」ことが求められる場面が多くあります。
これは単に誰かに従うという意味ではなく、「みんなで心地よく過ごすにはどうしたらいいか」を考える経験です。
発達障害のある子どもは、感覚の偏りや表現の苦手さがあります。そのため、まわりに合わせることが難しいこともあります。
それでも、「友達と一緒に楽しい時間を過ごしたい」という気持ちは誰もが持っているものです。
その気持ちを大切にしながら、自分らしい集団行動の形を見つけていけるようサポートしています。
4. 集団行動の中で自分らしさと自信を育む
ソーシャルレッスンでは、「手を挙げて発言する」「順番を待つ」といった集団行動の形式的な成果だけに注目することはありません。
大切にしているのは、その子が自分らしく成長できることです。
たとえば、
- 自分なりのやり方で友達と関わろうとする姿
- 小さな成功体験を通じて自信を深める過程
- ルールに少しずつ気づき、守ろうとする意識の芽生え
こうしたひとつひとつが、子どもたちの「よさ」であり、集団行動の中で育まれる力です。
また、保護者の方にも、お子さまの変化や成長に気づいていただけるよう、日々の関わりやフィードバックを大切にしています。
5. 月に一度のお楽しみ「コミュトレ」
コペルプラスでは、月末に「コミュトレクラス」を開催しています。
これはオプションの活動で、友達とのコミュニケーションを深めることが目的です。
内容はさまざまです:
- リトミックや手遊び
- ペアで取り組むゲーム課題
- 季節の製作遊び(たとえば節分や七夕など)
こうした活動を通じて、子どもたちは自然にコミュニケーション力や集団行動の柔軟性を身につけていきます。
「友達と関わるって楽しい!」という気持ちが育つことで、社会性への肯定感や自己肯定感にもつながります。
いつもと違う友達と、いつもと違う雰囲気で過ごすこの時間は、子どもたちにとって月に一度の楽しみとなっています。
6. おわりに
「集団行動がうまくできるか不安」「友達と関われるか心配」と感じている保護者の方も多いかと思います。
しかし、コペルプラスでは、お子さまが安心して集団行動にチャレンジできる環境を整えています。
私たちは、子ども一人ひとりの気持ちやペースを尊重しながら、他者と関わる楽しさや自信を育んでいきます。
そして、保護者の皆さまと一緒に、お子さまの「社会への第一歩」を応援していきます。
集団の中での経験が、お子さまの未来を豊かに広げてくれるはずです。