ADHDの子どもへの関わり方|「じっとしていられない」特性を活かす
ADHDの子どもとの関わり方に悩む場面は少なくありません。
ADHD(注意欠如・多動症)のある子どもは、椅子に座り続けることが難しかったり、一か所に長く留まることができなかったりすることがあります。
これは、外からの刺激や情報の受け取り方が異なるためです。そのため、体を動かすことで自分を整えたり、集中しようとしたりすると考えられています。
「じっとしていられない」という様子は、ときに落ち着きがない、集中できないといった否定的な印象で見られることもあります。しかし、見方を変えるとエネルギーや行動力の表れともいえます。
ADHDの子どもが持つ「じっとしていられない」特性の強み
① 活発さとエネルギー
ADHDの子どもは、体を動かすことでエネルギーを発散します。そのため、とても活発でエネルギッシュな一面を持っています。
また、体を使う活動との相性がよい傾向があります。チームスポーツや武道などでは力を発揮しやすくなります。
② 実践的な学びへの向きやすさ
行動的で変化を恐れにくいため、新しい環境や体験に積極的に関わることができます。
実験やフィールドワークなどの学び方が向いており、動きながら学ぶことで理解が深まりやすくなります。
③ 表現活動との相性
ダンスや演劇、アートなどはエネルギーの発散につながり、表現することで気持ちを形にしやすくなります。
既存の枠にとらわれにくい柔軟さや、新しいことへの探究心が発揮されやすい場面でもあります。
ADHDの子どもへの関わり方のポイント
まず大切なのは、子どもの興味や得意なことに目を向けることです。
それをベースに活動を選ぶと、エネルギーを活かしやすくなります。
また、一方的に指示を与えるよりも、自分で考えて動く機会をつくる関わり方が効果的だとされています。
体を動かしながら得られる感覚的な情報を取り入れることで、集中しやすくなることもあります。
一方で、動き続けることで疲れやすい面もあります。そのため、休息の時間を意識的に確保することも重要です。
おわりに
ADHDの「じっとしていられない」特性は、多くのエネルギーを持っていることの表れです。抑えるより活かす視点が大切になります。
周囲の大人が特性を受け入れ、その子に合った関わり方を探していくことが、子どもを支える大切な土台になります。








